宇宙戦争2006/12/30 21:39

宇宙戦争

って、世界戦争(war of the worlds)なんだけど、worldは宇宙なのか、複数形だからそうなるのかという気もするが、ま、どうでもいい。

ま、よくできたハリウッド映画って感じで終始する。って言ってしまうと終わってしまうが、地球外生物が、地球になんか埋めていて、トライポッドか、それに稲妻に乗った宇宙人がやってきて乗り込んで、地球を破壊しだす、という話。なんの動機でやってるのかよくわからないが、なんか、血を吸って、赤い植物が繁殖していくので、そのせいなのかもしれない。でも、それなら、人間だけ破壊するのはどうかと思うけど。それとも、あまりに人間が地球にとって害になってきたので、人間を駆除しにきたのならまだわかるのだが。

ま、大地に空いた穴とか、そこが割れていってなんか出てくるとことか、光線で人が蒸発したりとか、CGも含めてよくできてるけど、なんというか「よくできてるでしょー」的なところもちょっとあって、鼻につく。なんか、だんだんと嘘くさいのが嫌いになって来たのかな。年を取ったのかもしれない。わからん。で、軍が攻撃したりもするらしいが、シールドが張ってあってどうにもならないとか。光線だけは通るということか。こっちも光線で攻撃しなきゃいかんかったわけだな。あるいは、方向性のあるシールドとかできるのかな?電気や磁気じゃあるまいし、できそうな気はせんが。

なんだっけ。なんか、異常気象になって、ニューヨークとかが氷雪に閉ざされて図書館にこもる話で、親が子を探しにいくってのがあったけど、この作品も同類で、トムクルーズ扮する親が、子ども二人を母(離婚した元妻)と再婚した夫のところへ連れて行く。もともと、週末だけとかだったのがえらいことになったわけだ。で、兄の方は、途中で一緒に戦うといって父と離れたところに、核爆弾級の炎が降り注いだので死んだはずなのだが、ボストンにつくと、ちゃんと生きて、しかも先に到着していたりするのが、あまりにもできすぎていて興ざめする。ま、そんなことはいいんですけどね。ハリウッド映画だし。途中ティム・ロビンスが地下室にかくまってくれるが、一人で戦おうとしてトムクルーズに殺されてしまう。ひっどー ^_^; その直前に、長いろくろ首みたいなのが入って来たり、宇宙人が入ってくる場面はかなりのスリルでjかなりどきどきした。面白いと言えば面白いんだけど、まあ、わかりきった感じなので、なんだかなぁといえばなんだかなぁだったが。

ただ、最後、地球の微生物にやられたってのが納得いかんなぁ。だって、あれだけの科学力があってそんなことくらい克服できない奴らがくるわけないでしょ。他の星だって同じようなことはあるはずだし。それに、宇宙人が死ぬのはわかるけど、なんで、操縦してるトライポッドがいかれるのかがわからん。ま、いいや。ハリウッド映画だし。娯楽映画だし。でも、こういう映画に子どもが出てくると、もう、殺したくなるくらいうっとうしくてたまらん。わめくし、やってはいけないことばかりするし。

ということで、まあ、期待通りのできだった。ま、原作が原作だから、オチはしょうがないのかなー。