恍惚2006/11/02 02:03

恍惚

アンヌフォンテーヌ監督作品。夫とうまくいってない妻。浮気をされたのを知り、なぜかよくわからないが、水商売の女に夫を誘惑させる。いろいろと直截的な描写が続くのだが、映像はないので、なんだかなーと思っていたら、、、嘘だったなんて。ほんとに嘘なのか??

おねーちゃんが、すげー、化粧濃くて、いいんだけど、あまり趣味じゃないかなー。

しかし、なんというか、うまくいってなくても「愛してる」とか言うのかね。ハッピーエンドのように見えて、実は、なんも解決してないんじゃないの、どうせ、また同じこと起こるよ、と思ってしまった。

切れ切れにみたのがいかんような気もしつつ、あまり、面白くなかったかなぁ、、、

二人の5つの分かれ路2006/11/03 13:51

二人の5つの分かれ路

わははは。全然関係ない話の連作的なものかと思い込んでいたもので、時間の流れを逆にたどってると気づいたのはずっと後なのであった ^_^;l; この人は何役もやってるのか、それにしてもなぜいつもマリオンなんだろー、とか思ったりして、、、この映画のキーとなる部分をまるでわかってなかったわけで、自分のおとぼけぶりが情けないやらで、なんか笑ってしまった。

出産に行かなかった場面はわかるようなわからないような。父親になるのが怖かったのかなぁ。子ども欲しくなかったのか。

新婚の夜に、あんなに喜んでたのに、英語を話すそれも初対面のにーちゃんとやってしまうってのも、わかるようなわからないような。あんなもんなのかなぁ、あんな人はいるんだろうなぁ、と思ってしまう。別のときならまだわかるんだが。まあ、やりたいっていってるのに、寝てしまう男も悪いんだけどねぇ、、、

で、離婚してもホテルに行って話し合って、やり出すってのもなぁ。やり直そうっていって出て行くのも、なんか、いろんな聞いた話を思い出したりして。

最後の出会いの頃の海で泳ぐ場面が美しかった。夕日がきれいで。ずっとワンカットで。あんなに輝いてたのになぁと思う。でも、男には彼女がいたわけだけど。

男の一度の裏切りが一緒にいったところではじまった乱交パーティっていうのも、なんというか。

まあ、わかってから振り返ると、普通の時間で流すと、ふつーの話になりそうな気もするけど、なんか、不思議に何か残るような感じがある。一つ一つは決定的じゃないけど、でも、なんというか、二人はどちらもよくできた人じゃなくて、で、互いを実はわかりあってないんじゃないか、とか。なんか、すごくよくわかるような気がする。人間、というか、人生なんてそんなもんだよなー、と。

なんだか、切なくなってくるね。あんなに輝いていたのに、なぜ、そうなってしまうんだろうってね。でも、本当に輝いていたと思える瞬間があるだけでも、それはそれでとても幸せのような気もするな。そんなのない人もいるわけで、、、

クイックシルバー2006/11/05 01:08

クイックシルバー

特別どうという映画でもないんだが、まあ、面白かったかな。

自転車が大量に出てきて、ニューヨーク(なのか?、シティーとかあるし)を走り回るのは結構壮快。BMXみたいに曲乗りする場面もあって、これがうまいやつはむちゃくちゃうまい。あの、細いタイアででかい車体でと思うとすげー、と思ってしまう。

話は、株式ディーラーのにーちゃんが、全財産すってしまい、メッセンジャーになる。そこで、家出したのか文無しのねーちゃんとか、やばいぶつを運んでるにーちゃんとかが出てきて、お決まりのように、にーちゃんがクルマではねられて殺されて、そいつがねーちゃんにやばいブツの運び屋をさせて、そのうち、売春させようとするが、それは、自転車仲間でなんとかとめられて、、、で、最後は、主人公のにーちゃんと追っかけっこしてそいつが二階から落ちるという、まあ、そんな話。

メキシコ人のにーちゃんが、ホットドッグ屋をやる金を銀行に借りに行くのにタキシード来て笑わしてくれたり、そいつのために、やる気が出なかったディーリングの仕事をやったり、それもはじめはうまくいかないが結局なんとかなったり、全財産すったときには泣いていた父と口論したり、まあ、定石のオンパレードって感じだな。ディーラー時代からの彼女は、結局、金のない主人公はイヤになってたりとか。

しかし、ケビンベーコンってかっこいいか?よーわからんなー

ホットドッグ屋を5−6軒もってもしゃーねーだろうとか思うのは、わたしだけなのかなぁ。日本だとラーメン屋になるのか?でも、あの辺の人たちの本気の「夢」なのかもしれないなぁ、と思うと、なんか、15千ドルのはした金とか言ってる、ディーラー連中との違いが際立つね。でも、どっちが幸せってこともないんだよなぁ、、、

自転車でとばしまくるのは楽しいだろうけど、危なすぎだな。あと、誰が犯人かわかってるのに、警察とか出てこないのがよーわからん。人が死んでるっつーに…。

Ray2006/11/07 00:46

Ray

もう、ジェイミー・フォックスすごい。そらアカデミー賞も取るで。もう、レイ・チャールズにしか見えん。ピアノ本当に弾いてるように見える場面もあるけど、ありゃーどうなってんだ?

まあ、伝記映画なのだが。長いし。盲目が生まれつきじゃないとは知らなかった。兄が溺死してしまうのを呆然と見過ごしてしまったのがトラウマになっているらしい。その後、何度も水をさわる場面が出て来る。麻薬もそのせいと言いたいのかもしんないけど、それは違うだろうな。あの頃のミュージシャンでヤク中でないやつの方が珍しいだろう。クリフォードブラウンとか。しかし、あれが、ジャズだったのかねぇ。ものすごーく、わけわからんけどなぁ。でも、かっこいいのはかっこいい。

シアトルに出てきてはじめに会うのがクインシージョーンズってのは、ちと驚いた。しかし、目が見えないからって、みんな無茶苦茶するね。なめてかかってるというか、勝手にギャラごまかしたり、おかしな契約したり。でも、杖なしで歩くんだよな。それはすごいと思った。耳がいいらしいけど。

ちゃんとした奥さんにも恵まれるけど、女遊びは好きらしいし、私生児もいたらしい。ま、わかりやすい人だわ。女の方も、仕事がほしいのかもしれないけど、簡単にくっついて来るし。ただ、奥さんがいるLAまで追っかけてきて、こっちに来いとか、わきまえろよー、と言いたくなるようなことをするんだなぁ。わからん。

ゴスペルをやり出したのも、それが冒涜と言われたのも知らんかった。古めかしい時代だったんだなぁ。ジョージアでは、黒人解放闘争的な団体のにーちゃんの話を聞いてコンサートを中止にする。まあ、映画を見てると、「くず」呼ばわりした、一緒にいた白人のおっさんにかちんと来た感じもあるけど。でも、それで、ジョージア州から追放くらって、20年後にGeorgia on My Mindが州歌になるまで、行けなかったというのも知らんかった。しかし、州議会が州歌にするんだなあ。その辺はすごいかもしんない。

I can't stop loving youって、カントリーなのねー。これまた知らんかった。知らんことだらけだわ。

レイチャールズは特別好きというほどではないのだが、なんか、生き様という点ではすごいかもしれない。音楽もかっこいいなーとは思うけど、そう、何度も聞くもんじゃないというか、たまにそういう気分のときに聞くだけだなぁ。ジョージアでストリングスやコーラスをバックにしたのってレイチャールズ本人のアイデアだったのねー。ま、それは、なかなかいいかも。女性コーラス隊をクビにして、自分でオーバーダブしたのもちょっと感心。でも、まあ、その程度かなー

みんな誰かの愛しい人2006/11/09 01:54

みんな誰かの愛しい人

なんか、有名な作家と、ファザコンの娘。しかもデブ。性格は悪くないようだが、みんな、父の娘だから近づいて来るとひねくれてたりする。デブなことにコンプレックスがあるようで、服が似合わないとか文句ばかり言ってる。なら、痩せろよ!!誰でも、食わなきゃ痩せるよ。まったく、むかついてくる。あー、太った女嫌い。

父も娘を全くほめないらしいし、というか、誰に対してもそうなのか、妻ともうまくいかなくなったり、シニカルなジョークばかりいうからついていけない、とか言われたりしてる。ま、でも、わからなくはない。

あと、娘の声楽の先生が、新進作家の妻。この作家がはじめは売れなかったが、最後の方では、売れっ子になってたりする。

まあ、よくできてるような気はするけど、特に面白くもなかったなぁ。きれいな人は何人も出て来るけど。最後は、娘にいい彼氏ができて、ハッピーエンド、なのかな。どうでもいいや。本当、どうでもいい ^_^;

しかし、主人公の娘は、やせたらかなり可愛いと思うんだけどなぁ