エレクトラ2007/01/03 16:44

エレクトラ

善悪、ザ・ハンドとキマグレとの間の抗争の話、かな? どうも、複数の話がごっちゃになってていまいち整理されてないような気がする。エレクトラは、どっちでもなかったはずで鍵を握る女のはずだったがどうみてもキマグレ側だし、「宝」である女はエレクトラではなく別の女の子だし、どうもこの子の方が鍵を握る女みたいだし、だけど、なんかザ・ハンドの刺客の女の一人は、「わたしも以前は宝だった」とか言ってるし、なんというか、行き当たりばったりというか、かなりいい加減なストーリーのような気がする。元はアメコミらしいけど、、、

でも、主人公のおねーちゃん(ジェニファ・ガーナー)はかなり好みだし、マシンガンが効かない、武器も突き刺せない、結局自分で倒した木の下敷きになって死んだ刺客はボブサップだったり、面白いことは面白かったんだけどね。

エレクトラは、キマグレで修行してて一番強かったが破門された。「悟りにはほど遠かった」ということで。で、刺客として生きていたが、一度死に、キマグレの盲目の達人スティックによって生き返った。その後も赤い服を着た伝説の刺客だが、親子二人を殺せという命でどっかの田舎に行く。その子どもの方が「宝」。母親は殺されていたりするが、エレクトラには内緒。父の方はすぐに気づいたらしいが、とりあえずなんでもないかのようにクリスマスディナーなどに行っていた。で、ターゲットの名を聞き実行しようとするが、なぜかできないエレクトラ。そのうちザ・ハンドの刺客がくるので、そいつらを始末して一緒に逃げ出す。スティックに頼みにいったり、いろいろあるが、結局はザ・ハンドの刺客と、以前いた家で戦うことになる。蛇の幻覚を見せるけど、本人は全然強くないやつが笑わせてくれる。あとは、やたらと強い「空」とか書いた着物をきたやつとか、生け捕りにしろと言われたのに「宝」を殺してしまう女とか。で、死んでしまった女の子を家に連れてかえり、祈ると生き返るという、、それが破門の原因が消えた象徴というか優しい心を取り戻した瞬間であった。結局、女の子もエレクトラも普通の人に戻ってしまったらしい。その辺もよーわからん。

まあ、やられた化け物が蒸発するのとか、刺青から鷹やらなんやらと分離しては活動し出すのとか、なんか結構きれいだったりするのでよかったけど、特別どうという映画じゃないかなー。日本語がために出てくるのが面白かった。けど、日本が原作じゃないみたい。

デアデビルの続編ということで、元を見た方がいいかなー。おねーちゃんだけは妙に魅力的だった。

村上春樹2007/01/03 17:54

村上春樹

正月に実家に帰って、兄が最近、今頃になって、村上春樹を読んでいるらしい。今は、ノルウェーの森の下巻だったかな。風…などは、1ページ2−30分かかったとか。まあ、はじめの方はそうかもしれないけど、、、で、実家にそれこそ20年近く前に買った単行本があったので、見るとノルウェーの森もダンスダンスダンスも文庫本にはないあとがきがあったりして、ちょっと驚いた。ほんの一ページとかのあとがきもなんかいいのよねー。

で、ダンスダンスダンスをふと開いたときのユミヨシさんの言葉:

「ねえ。こんなに激しく求められたのって初めて」「そういうのってちゃんと感じるの。自分が求められているって。そういうことを感じたのは初めて」「これまで誰も求めなかったの?」「あなたのようにはね。誰も」「求められるとどんな気がするの?」「とてもリラックスする」「こんなにリラックスしたのは久しぶり。まるで温かい気持ちの良い部屋にいるみたいな気分なの」

ねぇ^_^

わかるような気がする。とても切ない。

火事2007/01/03 21:27

火事

ネタというわけでもないが、今日の19時くらいに例の「火災が発生しました」警報が鳴り出した。焦げ臭いわけでもないし、何のにおいもないし、誰も騒いでないし、10階とか上の階ならスルーしてもいいのだが、2階だと言ってて逃げられなくなるのも困るので、とりあえず避難。階段でおりていくが、みんな結構ちゃんと避難している。2階の手前になるとちょっとチェックする人などもいて少しだけ停滞したが、まあ、普通に降りついた。下に着くと「こんなにいたのか」というくらい人がいた。少しずつだが増えてくる。クルマが駐車場以外のところに二台あったが、これって邪魔だろうな、と思ったら、実はそんなのどうでもよかったみたい。そうこうしているうちに一台入って来たがすぐに退散。なんなんだろ。その後、ずっと立って見ているが、それにしても点呼するでもなく情報もなかなか流通しないし、あまりよい集団ではないなと思った。自分でやれって?^_^; ま、理事ならやってたかな。知らん人ばかりだし。でも、マンションの人同士もあまり知り合いいないらしいことがわかった。こんなもんなのかなぁ。。。

とか言ってるうちに消防隊到着。それと前後して業者が到着し、どこが問題かとかが明らかになる。消防隊は到着するやいなや、ホースを取り出してセットしたりしている。さすがにこの人達は本気だった。もし、誤報じゃなかったらしゃれにならんもんな。邪魔になるのもいかんと思い、道路入り口付近に撤退。入り口の消火栓なども使っていることがわかった。この辺で、202号室だとか、2階の東側とか西側とかの情報が飛び交い出す。そのうち、2階西側とわかるのだが、どうも遅すぎるような気がする、、、まあ、われわれに情報が回ってこないだけなら別に構わないのだが。202号室の方はいませんか?とか204は?とかいろいろ言っとった。しかし、そんなの避難の直後にやっとくべきだろう(自分でやれって ^_^;;)

で、ヒマだし止まってると寒いので、どれくらい消防車が来てるのかと見に行くと、、、姉小路の辺まで救急車も含めて8台とか。六角にも、六角小川にもいた。すごいね。全部で12台。あと、パトカーが一台。本気だわ。以前に、押小路千本の一つ東の辺で同じような誤報かいたずらかというのを見たが、そこまで沢山来てなかったような気がする。まあ、マンションの規模を考えると本当に火事になってたらそれくらい必要ということなのだろうな、とちょっとうすら寒い気分。まあ、何もなくてよかったが、そう考えると、同時に複数の火事とかが起きるととてもじゃないと間に合わないような気がしてきた。上京からも来てるようなことを言ってたし。近隣から応援を頼むにしても、阪神大震災規模になったらそんなの間に合わないだろうし。そもそも、警報が鳴ってから到着するまで時間かかりすぎじゃないか??10分か15分くらいかかってたと思う。でも、マンション住人側の対応もどうかというレベルだったし。。。

で、そのうちに、「調査の結果以上ありませんでした」というアナウンスがあり、みんなが戻り出した。見ていると202号室は外から懐中電灯とかで照らしているだけだった。まあ、あれだけ時間が経ってたら、普通、もっと破滅的事態になるだろうし、そういう意味では誤報だと思うだろうな。怖いのはガス爆発とかなんだが、そもそもどういう種類の警報機かもわからんしなんとも言えない。ま、普通に戻ったが、携帯を持っていくのを忘れたのがなんとも心残り。いっぱい写真を撮れただろうに。メイルなんかもねー

輪廻2007/01/07 23:49

輪廻

35年前に起きた殺人事件は、狂人の仕業ではなく実験だったらしい。

それにしても、はじめに出てくるオーディションで「わたし前世で一回殺されてるんです」って言ってたバカ女が、本当にそうだったとはねぇ。そのオーディションで優香はめでたくヒロイン。しかし、その監督がなぜ選んだのかもわからない。実は監督は殺された男の子の生まれ変わりだったと、ほとんど最後で気づく。優香は人形を持って「ずっと一緒だよ」と言い続ける女の子なのかと思うと、実は最後のどんでん返しで違うことがわかるんだが、、、

ホラーなんだけど、実際に殺された35年前と行ったり来たりして、殺されるのがわかっている場面で、逃げていって押し入れに隠れてたりするのが、すげー怖い。

殺人事件の犯人の生まれ変わりは誰なのかー、というのがずっと知りたかったのだが、なんと優香だったのね。結構かわいいおねーちゃんがふすま開けたところにいた、ということは、それを見てる優香が犯人だ!という驚き。だから、8ミリカメラとか出てくるね、と思いつつ、あり得ない現象が次から次へ起こって、ちょっとつらいといえばつらかったかも。

ただ、なんか、面白かったんだけど、どこか散漫な印象がある。畳み込むような感じとか、凝縮された感じがない。観念的な怖さで止まってて、根源的な部分へ下りてこないというか。そんなことどうでもいいけど。

呪怨ほどではないけど、違うパターンというか角度から来てて、やっぱり才能あるんだねこの人、と思ってしまいました。

オール・ザ・キングスメン2007/01/08 00:02

オール・ザ・キングスメン

政治もの。どっかの州の農民(?)で小学校の改築が否決された、市政は腐敗している、と言い出したはじめ正直者が、そのうち、法律を勉強し、はじめは対立候補が票を割れさせるために立てた知事候補として知事選に出て、そのうち、やり方がわかり知事になる。その間に潔癖だったはずが、どんどん悪に身を染める。悪からしか善は生じないということで、、、

主人公(だよな?)は新聞記者だったが、そのうち知事候補の片腕に。でも、そのうち、愛妻家だった知事が主人公の彼女にも手を出していたり、堕落の極地だわ。子どもをアメフトの試合に出させたりしているが、飲酒運転で交通事故を起こし、もみ消したのはいいが、そのうち同乗していた女の子は死んでしまうし、当の息子も頭が痛いと言ってるのに無理にアメフトの試合に出さされて、身体障害者になってしまう。

そのうち、彼女の親の判事(この人偉い人だったんだ)は、知事に背くというか信用できずに袂を分かつ。息子の同乗していた女の子の父親が撲殺されたことが明るみにでて、知事を追い落とそうとするが、主人公が調べだしていた判事の過去の汚職が彼女から知事に渡り、脅される。明朝に返事するというが、すぐにピストル自殺。それを知った兄は弾劾裁判の建物で待ち伏せして知事を撃ち殺す。自分も殺されるが。

しかし、その後、女の子や主人公はどうなったんだろう。

ありがちというか、いつまでたっても人間って変わらないのね、と思ってしまう。関係ないけど、古いクルマや舗装されていない道路とかを見てると、この100年くらいで、人類はやりたい放題やってきたんだなぁと思ってくる。考えてみれば、未開というか後進とか発展途上とか言われてる国の方が、無茶をしてないというか、今、エネルギーとかがなくなっても困る割合は小さいのだろうなと思う。

全世界が資本主義でなく完全に計画経済だったとしたら、石油が大衆に大量にわたるような愚を可能としただろうか。とか思ってたら、「石油なんて早く使い切っちまえばいいんだ」と養老氏が言っとった。うーん、逆転の発想。いいねー。でも、わたしが死んでからにしてねー ^_^; どうせ、養老氏も自分が生きてる間はないとおもうから言えるのだろうなぁと、ちょっとやっかみ。