七人の弔 ― 2006/12/04 00:35
七人の弔
ダンカンが監督で、児童虐待のあげくに、子どもを売り飛ばそうとして、親を売る話。まあ、おもしろいっちゃー面白かったけど、なんか、最後の「子どもは無限の可能性」云々はちょっとしらけてしまった。子どもに怪しまれるに決まってるのに、いろいろと失言したりしてる親のバカさ加減にいらつくが、まあ、その程度の親だから、ああいう行動になるのだろう。と簡単に納得。ま、とにかくあまりにも不自然なキャンプ。。しかし、あれが教育委員会の理事に見えるか?どうみてもヤー公だろう。そもそも教育委員会に理事なんていたっけ?まあ、いいや。
親に捨てられながら、親しか頼るものがないというのがなんかつらいけど、結局はそこから離れていくということで、希望はあるわけだが、なんかつまらないというか、もう少しその厳しさとかやるせなさとか表現できただろうとか思ってしまった。でも、思ったよりはずっとうまいというか、特に破綻は感じなかった。時々見せるギャグが、たけし的だなー、とかと思った。野グソしながら話するとことかねぇ ^_^;
青春残酷物語 ― 2006/12/04 00:44
青春残酷物語
1960大島渚監督だって。こんなに昔から撮ってたのかとちょっと驚き。
おやじのクルマに送ってもらって、ホテルに連れ込まれそうになって抵抗するのがわけわからん。で、助けてもらうが、そいつがやりたいがために海にほりこんで、やらせてくれたら助けてやる、というのがなかなか激しい。で、結局やってしまうのだが、そんなに簡単にやらせるかね。でも、結局、その後、好き同士になるんだなぁ。まあ、そういう出会いもあってもいいわな。でも、親父をだましては金を巻き上げるというのを続けてる。なんか喧嘩しまくるし、昔の酒場の柄悪いところって、あそこまでひどかったのかね、と思う。ヤー公というよりはチンピラがふつーにのさばっとる。素人に簡単に手を出していいのか。
おねえさんが、昔の男の話で思い切りがどうのとか、幸せになれなかったのとかやっかんでる。で、中年のおっさんになびいたらしいが結局別れたらしい。その男がどこにいるかもわかってるのに会いはしなかったらしいが、最後の方で、二度、会いにいく。結局、最後の夢も壊してしまうことになる。ったって、堕胎手術したり看護婦とできてたり、というありがちな話だけど。
しかし、ばばあとつきあってる大学生っつーのもなー。古い町並みやクルマとか見てると、やっぱ、今の方が生きやすいというか、豊かになったよなーと思う。汚い部屋だし。でも、それなりの幸せというのはあったんだろうな。
なんか、50年近く前なのに、結構、普遍的なテーマなのね、と思ってしまうのが面白い。でも、まあ、でたらめだけでは生きていけんわなー。最後の死に方もちょっと無理矢理って感じだったかな。
最近のコメント