パーマーエルドリッチの三つの聖痕2007/03/01 02:12

パーマーエルドリッチの三つの聖痕

もう、二回は読んだはずなのに、全く覚えてないのが、我ながらすごい。もう、素晴らしく引き込まれた。面白いよ。さすがディック。

アルファケンタウリス(だっけ?)から戻ってきたパーマーエルドリッチは、チューZをキャンDの代わりに広めようとする。どちらも、火星などの植民地で過酷な状況に置かれている人たちが逃避で使う幻覚剤なのだが、、、エルドリッチが幻覚に偏在していて、神のような存在になっているが、それは、いわゆる神ではない。また、火星の原生物に「汚れている」と見抜かれるところなども面白い。過去を変えたいと思っていたり、とか、これって、暗いものをもっていれば持っているほど面白いだろうな。スガシカオと通じるところがある、ような気がするのはわたしだけかな??

やっぱ、ディックは面白いよ。初めて読んだときに、これが、ディックの最高傑作だと思ったけど、読み直して、またそう思った。これだけの発想ができるというのがすごいし、アイデアもすごいし。ヴァリスや、聖なる侵入につながる部分もある。とにかく面白かった。

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