パーマーエルドリッチの三つの聖痕 ― 2007/03/01 02:12
パーマーエルドリッチの三つの聖痕
もう、二回は読んだはずなのに、全く覚えてないのが、我ながらすごい。もう、素晴らしく引き込まれた。面白いよ。さすがディック。
アルファケンタウリス（だっけ？）から戻ってきたパーマーエルドリッチは、チューZをキャンDの代わりに広めようとする。どちらも、火星などの植民地で過酷な状況に置かれている人たちが逃避で使う幻覚剤なのだが、、、エルドリッチが幻覚に偏在していて、神のような存在になっているが、それは、いわゆる神ではない。また、火星の原生物に「汚れている」と見抜かれるところなども面白い。過去を変えたいと思っていたり、とか、これって、暗いものをもっていれば持っているほど面白いだろうな。スガシカオと通じるところがある、ような気がするのはわたしだけかな？？
やっぱ、ディックは面白いよ。初めて読んだときに、これが、ディックの最高傑作だと思ったけど、読み直して、またそう思った。これだけの発想ができるというのがすごいし、アイデアもすごいし。ヴァリスや、聖なる侵入につながる部分もある。とにかく面白かった。
落ち穂拾い(続編含む) ― 2007/03/04 23:56
落ち穂拾い、二年後
絵の話かと思えば、フランスでものを拾って生きてる人たちの話。 市場で野菜を拾って食べる人たちや、収穫後の畑でアーモンドやぶどうや、じゃがいもを取る人たち。なんと、中世かルネッサンス期くらいの法律で、収穫後で、日の出から日没までならとってもいいことになってるらしい。いい国だねぇ、フランスは。日本のちまちました農家では考えられんよ。 まあ、ホームレスというか、トレーラーやクルマで暮らしてる人たちも沢山出てきてた。「社会に怒ってるか？」と聞かれて、「笑って、幸せな気持ちになることが大事」みたいなことを言ってる人がいて、物悲しいような気持ちになってしまった。そのとおりなんだけど、利用されてるというか、搾取されてるよー、みたいな、、、
手を取ったり、手で○を作って映像をとったりとか、だるいなー、うざいなー、と思ってたら、２年後の続編の方に出てきた人が、そのまま言ってくれたのはうれしかったかな。どうでもいいけど。
ドキュメンタリーだし、いいとか悪いとかじゃないけど、ああやって暮らしていけるんだ、と変になっとくしてしまった。でも、きっと大変だろうし、生きてて幸せだろうかと考え込んでしまったよ、、、
B型の彼氏 ― 2007/03/05 00:15
B型の彼氏
韓国映画。典型的なラブコメ。まあ、４種類に分類できるわけもないが、でも、典型的B型ってのはいるわけで、、、ま、細かく書くのは面倒だな。
ヒロインもそのいとこもかなり可愛い。ハン・ジヘ？かなり薄い顔で一重じゃないか？と思うけど、そこがなんともいえず可愛い。ぶすっとしてるとそれほどでもないけど。チョンジヒョンにも似ている。170センチもあるらしいし、背の高いところも。
あまり、書くことないなー。イ・ドンゴン結構かっこいいかも。
アイランド ― 2007/03/25 03:21
アイランド
臓器移植用のクローン人間が培養されているが、そいつらは、アイランドに行くことが夢となっている。２年とか３年しか生きてないのに３０年分の記憶を持っていたりする。主人公が疑問を感じだし、汚染されているはずなのに虫を見つけ、それを追って地上の病院、というか軍の基地に出てしまう。後は、その二人を追ってアクションものにになる。自動車がひっくり返ったりすごい迫力だが、なんか、変にできものめいているというか、「うわーすげー」とだけ思うゲームの世界みたいに見えるのが面白い。それにしても、ホログラムであそこまでいろんなものが映せるようになるのかなぁ？
主人公とその連れ合いの女がまたいい女なんだな。切り刻むのもったいない。どうせ切り刻むなら、、、とかきっと思うだろうなぁ ^_^; しかし、クローンの元というか注文した人に会いにいって、そいつを身代わりに殺させるというのも予想通りの展開だが、面白かった。
ただ、なぜか、注文主の記憶を持つようになってしまう、船の名前をラテン語で夢を見るというのがなぜなのか、の謎解きがされなかったのがちょっと残念かな。ま、いいか、そんなことは。
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