バタフライエフェクト ― 2006/10/23 01:15
バタフライエフェクト(ディレクターズカット版含む)
バタフライエフェクトってのは、いわゆるカオス理論の蝶がはばたくだけで、ハリケーンが起きるとかそんな話。生物がカオス理論に乗っ取ってると収束できないからすぐに滅びるという話はどうでもいいか^_^;
自分にはいくつか記憶喪失のポイントがあり、喪失した記憶を思い出すと傷跡ができたり(聖痕とか)、その部分に後から介入することができる。父も同じ能力を持っていて遺伝だったらしい。そのため、どの子どもも胎内にいる間に自殺する、というのがディレクターズカット版で、3回死産したという占い師に母子で見てもらう場面ともども削られていた。生命線がない、生まれて来るべき子どもではない、と。でも、まあ、論理的に考えていくと、どうしてもそうなるというのは、すごーく納得するので、ディレクターズカット版の方が正しい終わりだと思う。過去を変えて自分が死ぬ未来を作ったらどうするんだろう、と思ったが、自殺というところまでは考えが及ばなかった。ちょっと間抜け^_^;
まあ、公開版の、愛する人と会わない未来というのも、それはそれでいいのかもしれないけど、やっぱ、ちょっと、ハッピーエンドではないにせよ、大衆受けをねらったというか、ごまかした感がある。
ま、そもそものはじまりが、彼女が自殺してしまうことで、それは、7歳のときに、その子のロリコンの父親に強制されて、その子とやってしまう、ことから来てるので、それをやめさせて、、、するといじめっ子(元いじめっ子か)を殺してしまい刑務所に入ってしまう。そこで、ごちゃごちゃあったが、とにかく急いで過去を変えなきゃいけないってんで戻ったのが、廃車置き場のところ。で、イヌを殺すのをやめさせようとレニーに金属片を持たせると、それで、兄を殺してしまい、レニーは病院で「お前がここにいるべきだ」と言う。ケイリーも兄がいず、父にいじめられストリッパーになってしまい呪詛の言葉を吐かれる。「ここでやめないで。母子殺しをやめさせて。じゃなきゃ7歳のわたしをファックして」といわれて、母子殺しをやめさせると、自分の手がなくなってケイリーがレニーの彼女になってしまうので、自殺しようとするが自殺すらできない。このときサディストの兄が宗教家になっているのが笑う。で、母がストレスでタバコを吸いすぎて肺がんになったのを見て、レニーに日記を探し出してもらい、包丁を持っているのを母親に見とがめられたところにいくが、これは、うまくいかなかった。で、そのちょっと前の映画を取る場面でケイリーの父の爆弾を壊す事にすると、今度はケイリーがそれを持ってしまうので、、、で最後のホームビデオの場面だったかな。なんか、こう書くと脈略がいまいちかなぁ、、、でも、まあ、それしかないんだろうな。
詳しいストーリーは、ここにあった。http://minaaki.at.webry.info/200511/article_2.html
とにかく、すごーく面白かった。ディレクターズカット版の方が正しい終わりじゃないのかなぁ??だって、はじめのメモで「うまくいけば僕は死んでる」とかいってなかったっけかな?
主人公のアシュトン・カッチャーもかっこいい。ちょっとモリエンテスに似てるよなーとずっと思っていたが。なんでもモデル出身らしい。いーねー、かっこいい人は。
それにしても、過去を変えようとしても、うまくいかないってのはいろんな作品の共通のテーマのような気がするなぁ。
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