父親たちの星条旗2008/10/04 04:32

父親たちの星条旗

うーん、あの写真、っつーか、絵だと思ってたけど、あの写真って、硫黄島のものだったんだ。知らなかった。

話は、硫黄島の「英雄」たちの、硫黄島でのできごとと、その後。

ものすごい数の軍艦と上陸兵。でも、日本兵が機関銃撃ちまくって、ばたばた死んでいく。簡単。なんか、一体、なんのために、こんなことやってんだ??と思えてくる。火炎放射で「虐殺」したり。味方に撃たれたり。あれってきっと飛行機からの機銃掃射だよなー。 英雄は、国債を買ってもらうための広告塔になる。しかし、国債買ってもらえないと、戦費が調達できなくて戦争に負けるとかいうけど、あんなパーティーを普通に開けるんだから、あまりにも状況が違いすぎ。なんつーか、戦争と関係なく生きてる人が一杯いたんじゃないかなぁ、、、ま、どうでもいいけど。

インディアンの青年は、酒浸りになったり、ヒッチハイクしたり。そうそう。一人は人間違いで発表されるんだよな。でも、そこに注目されないように伏せられる。はりぼての岩に国旗さしたり、まあ、ショービズの好きな国だよ。全く。

面白かった。というか、考えさせられた。戦争って、何のためにやるんだろう。でもなー、今でもやってるよなー。こないだだって、グルジアで、、、

善き人のためのソナタ2008/10/08 02:26

善き人のためのソナタ

こんなに感動した映画はない、とは言わないが、久しぶりだ。ラストシーン、あのページを開いた瞬間のHGW XX/7の驚きとうーん、なんと言えばいいんだろう、喜びといっては薄っぺらいし、感動というのとは違うし、、、その気持ちが感じられるような気がした。 振り返ってみれば、ありがちなストーリーだし、ありがちな感動なのかもしれないけど、でも、何かが違うような気がした。 なんともいえない静けさの中で進んでいく話。東ドイツの体制側と反体制ではなかった作家、女優。体制側にいたはずの彼が信じていたものと同じものを、上司、上官は信じてはいなかった。徐々に崩れていく信念。そこで露になってくる一人の人間としての思い。彼が守ってきたものは守る価値があったのだろうか。才能がありながら、仕事をさせてもらえず自殺してしまう演出家。10年前は栄光に輝いていたのに。そういった価値を考えずに、芸術家を体制に服従させるだけのために腐心しているかのような上司。芸術とはそんなものではないだろう。 結局、彼は閑職に追いやられてしまい、ベルリンの壁が崩れても新聞配達かビラ配りかわからないが、ろくな仕事にはつけなかった。でも、そんな、名もない一人の良心が、一人の小説家を救い、東ドイツの何かを救ったように思う。

よかったー。

Sad movie2008/10/11 03:09

sad movie

直前の映画がよすぎたのか、いまいち、ピンと来なかったなー。 チャンウソンは「デイジー」の人だな。この人、味があるというか、いい。イム・スジョン(オールドボーイに出てたんだ)と、シン・ミナはかわいい。 消防隊員とその彼女(助けた女の子のお姉さんらしい)、無職でふられた男とレジ係の女、男は別れさせ屋になる。男の子と母。ガンで死にかけている。妹と画家の青年。 うーん、まあ、いいんだけど。かわいいし、いいんだけど、結構、どうでもよかったり、、、^_^;

墨攻2008/10/19 03:18

墨攻

墨家などというものがあったのは、まあ、知識の上では知っていたが、兼愛とか教えは全く知らなかった。城を守るプロだったとかも。 それにしても、降伏することしか考えていない領主。結局、暴政で死ぬらしいが、城を守ってもらったのに、嫉妬のために助っ人を追い出す。あまりにも身勝手だし、民もわかるはずと思ったが、なぜか、反乱が起きるわけでもなく。まあ当然かもしれないが。なんともいえず、後味が悪かった。まあ、いいけど。

愛されるためにここにいる2008/10/19 03:23

愛されるために、ここにいる

んー、Je ne suis pas là pour être aimè って、なんか逆の意味のような気がするんだが、、、I'm not there to be loved. でしょ?ま、なんでもいいけど。

執行官だった男は、生活に疲れているって感じ。むなしいというか、面白くない仕事。いやがられるのが普通だし。父は施設に入っている。毎週モノポリーをしにいくが、文句ばかり言ってる。テニスの優勝カップは捨てたとか言われるし。医者に、何かスポーツをやれ、と言われて、タンゴをはじめるが、非常に下手。自分でもわかっている。息子も執行官にしようとしているが、あまり乗り気ではない。やめたいと言おうとして言えない場面とかががある。なんだか植物が好きなようだが。

そこにタンゴで、死んだ妻が面倒をみたことがある子どもが大人になって目の前に現れる。彼女は、婚約者がおり、結婚式でタンゴを踊るために習いにきているが、婚約者は本が書けないとか、調子が出たとか言って、全然一緒に来ない。マリッジブルーだな。なぜか、彼女は男に近づいてくる。家まで来て、タンゴのステップを直してくれる。そのうち、クルマでキスしてしまう。うわー。

でも、タンゴの帰りに婚約者がいることを知り、もてあそばれたと思って怒る。やっとけばよかったとか思ったりして?父が死んだと連絡が来るが、父の荷物を詰めていると戸棚が開かない。鍵を来ているスーツのポケットから取り、開けると優勝カップが、、、帰ってみると、写真や新聞記事まで出てくる。秘書の女が、マリッジブルーなだけだと言ったのは本心ではないと言ってくる。結局、またタンゴを踊ることになるが、話はそこで終わる。なんというか、ずっこい終わり方。あの後、どうなるんだ。50すぎと36歳らしい女と。。。

Shall we danceみたいな感じだよな。でも、なんとも言えないいい感じではあった。むちゃいいわけでもないが。