ある子供2007/12/22 01:20

ある子供

盗品を売って生活してるブリュノ。その恋人ソニアが退院してくると、部屋が勝手に貸されてる。ひどい話だ。子供ができたってのに、売ってしまうし。ちょっと予想外の展開にびっくり。ソニアは気を失って病院へ。それにしても、「お金になった」「またできるよ」って、そんなんじゃないだろーーーー!

通報されるかもしれないのでまずいと思ったブリュノは子供を取り返すが、儲け損なった分5000ユーロを払えといわれて、またまた別の子供を使ってかっぱらいをするのだが、、、川で隠れたりしてるうちに子供が動けなくなり、結局子供がつかまってしまう。改心したんだかなんなんだかしらないが、警察に行って、自分が首謀者だ、と名乗り出る。で、刑務所で面会に来るソニア。泣く二人。。。

何を撮りたかったんだろう。なんか、不快なのと切ないのとでなんともいえない気分になる。ブリュノはただのガキなんだろうなぁ。警察に子供のことを聞かれると、「自分の子じゃないから復讐」「浮気したいから子供を押し付けられた」とか適当なことを言う。子供を返してもらうときに携帯を取り上げられたら、ソニアに携帯貸せとか言うし、お金がなくなって何も食べられなくなったら、お金を貸せとか、ドアの下から出してくれ、とか、もう、なんともいえないくらいいい加減。でも、きっと、とっても珍しい話ではないのだろうなぁ、と思うと、日本はまだ捨てたもんじゃないというか、こうはなってほしくないな、というか思ってしまった。

気分の良い映画ではなかったけど、普通は考えないようなことをいろいろと考えさせられたし、普通では考えつかないような場面を見られたし、そういう意味では、見て意味があったなぁと思う、数少ない映画って感じかな